No.1 衆楽園
所在場所/ 岡山具津山市山北
名庭有情。

造形豊かな木立ちの緑。四季折々に彩りを添える植込みの花。池の水面に映し出される、空の色合い・・・・・・。
庭園のそぞろ歩きに心を遊ばせれば、いつしか喧騒を忘れ、 風流に花鳥風月を愛でる人となる・・・・・・。
日常の暮らし がいくら洋風化しても、こんなとき、私たちの心の奥底には、日本人独特の美意識がしっかりと息づいているのを感じます。
美作の地に、雅な風情をいまに伝える名園、衆楽園。
森氏二代藩主長継が、京都から庭師を招いて作らせた別邸でしたが、明治初めの廃藩にともない、現在の名前になって一般に公開されるようになりました。
美しさでは全国十指に数えられるほどの名園ですが、ことのほか美しいのが、初夏のスイレンと、冬の雪景色。
この冬は残念ながら暖冬模様ですが、格別な風情をぜひこの目で楽しんでみたいものです。
人々が集い、親しみ、憩いてこそ、名園。
私たち東真産業の各SSも、この名園にならい、多くの方の憩いの場として親しまれることを願っています。

制作・掲載日/平成05年02月03日